絵本とおもちゃがリビングや子供部屋に増えてくると、「絵本棚とおもちゃ収納を一つにまとめたい」「一体型ラックを買うべき?」「普通の棚とボックスを組み合わせた方が長く使える?」と迷いやすくなります。
結論からいうと、今ある絵本とおもちゃの量がどちらも中程度で、同じ場所で遊ぶことが多いなら一体型が使いやすいでしょう。
一方、絵本だけが多い、おもちゃの大きさにばらつきがある、今後どちらか一方だけ増えそうという家庭では、棚+ボックスや分離配置の方が収納量を調整しやすい場合があります。
選ぶときは「1台に全部入るか」より、絵本とおもちゃが今後どう増えるか、子供がどこで使ってどこへ戻すかまで考えることが大切です。
- まず3つの置き方から選ぶ
- 一体型が向くのは「絵本とおもちゃを同じ場所で使う家庭」
- 棚+ボックスは「玩具の大きさが変わりやすい家庭」に向く
- 分離配置は「絵本とおもちゃの増え方が違う家庭」に向く
- 絵本棚は「表紙見せ」と「背表紙収納」で容量が変わる
- 一番大きい絵本を測ってから棚を選ぶ
- おもちゃ収納は「最大のおもちゃ」と「最小のおもちゃ」の両方を見る
- 子供が届く高さは「全部を低くする」ではなく、使う物を下へ置く
- 「幅」だけでなく奥行きを確認すると置き場所で失敗しにくい
- 耐荷重は「家具全体」ではなく絵本棚・棚板・ボックスごとに見る
- 低い絵本棚でも転倒対策を確認する
- 角が丸い家具でも、設置場所まで含めて考える
- 成長後まで使いたいなら「子供用デザイン」より可変性を見る
- 結局どれを選ぶ?今後増える物で決める
- 購入前に測る7か所
- 絵本棚とおもちゃ収納でよくある質問
- まとめ|一体型にするかは「今の量」より「増え方」で決める
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まず3つの置き方から選ぶ
| 置き方 | 向いている家庭 | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 絵本棚+おもちゃ収納の一体型 | 絵本もおもちゃも同じ場所で使い、1台にまとめたい | どちらかだけ増えると容量配分を変えにくい商品もある |
| 棚+収納ボックス | 玩具サイズがばらばら、収納方法を後から変えたい | 棚とボックスの内寸・耐荷重・出し入れやすさを別々に確認する |
| 絵本棚とおもちゃ収納を分離 | 読む場所と遊ぶ場所が違う、絵本または玩具が多い | 家具が2か所になるため設置面積と動線を確認する |
どの方式でも、子供が自分で片付けられるかどうかは家具の種類だけでは決まりません。
「絵本を読む場所」「おもちゃを広げる場所」「元へ戻す場所」が離れすぎると、収納力があっても床へ置いたままになりやすくなります。
一体型が向くのは「絵本とおもちゃを同じ場所で使う家庭」
一体型は、上段に絵本、下段におもちゃを入れる構造が多く、リビングの一角などに子供用品をまとめやすいタイプです。
2026年9月時点の現行商品では、ニトリのキッズ収納ラックに絵本棚・おもちゃ箱・可動棚を組み合わせたタイプがあり、LOWYAにも上段の絵本収納と下段のトレイや棚を組み合わせた商品があります。
ケラッタの絵本・おもちゃラックも、上段に表紙を見せる絵本ラック、下段に可動式の収納スペースやボックスを設ける構造です。
一体型のメリットは、
- 子供用品を一か所へまとめやすい
- 絵本とおもちゃを使う場所が近くなる
- 家具を別々に買うより設置場所を決めやすい
- 表紙を見せる絵本収納と箱収納を1台で使える商品がある
ことです。
ただし、一体型は「絵本50%・おもちゃ50%」のように収納場所の割合があらかじめ決まっている商品もあります。
今後、図鑑や児童書ばかり増える家庭、反対にブロックや大型玩具が増える家庭では、片側の収納だけ先に足りなくなる可能性があります。
棚+ボックスは「玩具の大きさが変わりやすい家庭」に向く
一般的なオープン棚や子供向け収納棚へ、収納ボックスを組み合わせる方法もあります。
この方式は、一体型ほど見た目が完成されたセットにはなりにくいものの、収納する物に合わせて箱を入れ替えやすいのが特徴です。
例えば、今は積み木やミニカーを小さなボックスへ入れ、数年後に大きなおもちゃが減ったら棚板を使って本や学用品へ変える、といった調整がしやすくなります。
IKEAのTROFASTのように、フレームへ深さの異なるボックスや棚板を組み合わせ、取り付け位置を変更できる収納シリーズもあります。
棚+ボックスを選ぶ場合は、
- 棚の内寸
- ボックスの外寸
- ボックスを入れた状態で指を掛けられる余白
- ボックスを満杯にしたときの重さ
- 棚板ごとの耐荷重
を確認してください。
ボックスが棚へぴったり入りすぎると、子供には引き出しにくい場合があります。また、深い箱に小さなおもちゃを大量に入れると、底の物を探すために全部出しやすくなります。
分離配置は「絵本とおもちゃの増え方が違う家庭」に向く
絵本棚とおもちゃ収納をあえて別にする方法もあります。
例えば、絵本はソファや寝室の近く、おもちゃはプレイマットの近くというように、使う場所が違う家庭では、1台にまとめるより動線が短くなる場合があります。
また、
- 絵本が多く、背表紙収納の本棚が必要
- 大型玩具が多く、深いボックスが必要
- 図鑑とぬいぐるみのように必要な奥行きが大きく違う
- きょうだいで読む場所と遊ぶ場所が違う
といった家庭では、収納を分けた方が容量を増減しやすいでしょう。
「家具が2つになる=場所を取る」とは限りません。薄型の絵本棚と、別の場所に低い玩具収納を置くことで、一体型の大型家具より生活動線へ出っ張りにくい場合もあります。
絵本棚は「表紙見せ」と「背表紙収納」で容量が変わる
一体型ラックでは、上部に絵本の表紙を見せて並べるディスプレイ式が多く使われています。
表紙が見えると、まだ文字を読めない子供でも本を選びやすい一方、同じ横幅なら通常の本棚のように背表紙を並べる方法より収納冊数が少なくなりやすいです。
そのため、絵本が増えてきた家庭では、
- 手前の表紙見せ部分:今よく読む本
- 下段・後ろ側の棚:残りの絵本や図鑑
という使い分けができる商品か確認すると便利です。
LOWYAの現行「オモレージ」には、手前のディスプレイ棚と後ろの収納スペースを併用する構造があります。ニトリのキッズ絵本ラックには、上段を表紙見せ、下段を高さ調整できる棚として使う商品があります。
絵本が多い家庭ほど「何冊入るか」だけでなく、表紙見せ部分と背表紙収納部分がどれくらいあるかを分けて見ましょう。
一番大きい絵本を測ってから棚を選ぶ
絵本ラックを買うとき、一般的な絵本サイズだけで判断すると、大型絵本や図鑑が入らないことがあります。
購入前に、家にある中で特に大きい本を数冊選び、
- 高さ
- 横幅
- 厚み
を測ってください。
表紙見せタイプでは、ポケット部分が深すぎると小さな絵本の表紙が隠れやすく、浅すぎると大きな本を安定して立てにくい場合があります。
下段へ図鑑を立てる場合は、棚板間の有効高さを確認します。商品全体の高さだけを見ても、内部に何cmの本が入るかは分かりません。
おもちゃ収納は「最大のおもちゃ」と「最小のおもちゃ」の両方を見る
おもちゃ側では、収納量よりサイズ差が問題になりやすいです。
大きな車のおもちゃやぬいぐるみと、小さなブロックやままごと食材を同じ深い箱へ入れると、底に小物が埋もれます。
一体型を選ぶなら、
- 大きいボックス
- 浅いボックス
- オープン棚
など、異なる大きさの収納を使い分けられるか確認します。
ケラッタの現行ラックには小分けBOXとキャスター付きBOXを組み合わせるセットがあり、LOWYAの一体型商品にも深さの異なるトレイを使うタイプがあります。
逆に、大型玩具が中心なら、細かく分かれたトレイよりオープン棚や大きなボックスの方が収納しやすいことがあります。
子供が届く高さは「全部を低くする」ではなく、使う物を下へ置く
子供用収納では、「子供の手が届く高さ」が重視されます。
実際、IKEAのTROFASTやケラッタの絵本・おもちゃラックなど、子供自身が出し入れしやすい高さを意識した現行商品があります。
ただし、棚のすべてを子供が自由に触れる必要はありません。
低い位置には、
- よく読む絵本
- 普段遊ぶおもちゃ
- 子供自身が戻してよい軽いボックス
を置きます。
一方、重い図鑑や、年下のきょうだいには触らせたくない小さなパーツなどは、家庭の状況に合わせて別管理を検討します。
子供が届くことと、安全に出し入れできることは同じではありません。
「幅」だけでなく奥行きを確認すると置き場所で失敗しにくい
リビング収納では、家具の横幅ばかり確認しがちですが、生活動線へ影響しやすいのは奥行きです。
2026年9月時点の現行一体型ラックでも、奥行きは約29〜43cm程度の例があり、商品によって10cm以上違います。
例えば、ニトリのキッズ収納ラック「ミア3 M」は奥行約29.7cm、LOWYAの「ペティララ」は奥行約43cmです。
同じように絵本とおもちゃを収納できる家具でも、置いたときの出っ張り方は大きく変わります。
購入前には家具の外寸を床へマスキングテープなどで再現し、
- ドアが開くか
- 引き出しやクローゼットを塞がないか
- 子供が座って本を選べる余白があるか
- 玩具ボックスを手前へ引き出せるか
- 家族が後ろを通れるか
を確認すると設置後を想像しやすくなります。
耐荷重は「家具全体」ではなく絵本棚・棚板・ボックスごとに見る
絵本は冊数が増えるとかなり重くなります。
そのため、収納家具を選ぶときは商品全体の重量だけでなく、各収納部分の耐荷重を確認してください。
例えばニトリの現行「キッズ収納ラック ミア3 M」は、絵本棚各列・おもちゃ箱・可動棚・最下段で耐荷重が別々に設定されています。
LOWYAの「ペティララ」も、上段棚・可動棚・下段棚で耐荷重が異なります。
「合計では耐荷重内」でも、1枚の棚へ重い図鑑を集中させると、その棚板の上限を超えることがあります。
絵本の量が多い場合は、使いたい棚ごとの耐荷重を確認し、重い本だけを1段へ集中させないようにします。
低い絵本棚でも転倒対策を確認する
子供用家具は低めの商品が多いため、「低いから転倒しない」と考えたくなりますが、固定が不要とは限りません。
消費者庁には、1歳の子供が高さ90cmの棚につかまり立ちをした際、おもちゃや絵本が入った棚と上に置かれていたテレビが倒れ、下敷きになった事故例が報告されています。
消費者庁は、家具を固定すること、玩具など子供の興味をひく物を家具の上へ置かないことを注意点として挙げています。
IKEAの高さ95cmのTROFASTにも、転倒の危険があるため固定が必要と明記された現行商品があります。
購入・設置時は、
- メーカーが壁固定を指定していないか
- 転倒防止金具が付属・対応しているか
- 壁材に合う固定方法か
- 子供が棚板やボックスを足場にして登れないか
- 天板に取りたくなる玩具を置いていないか
を確認してください。
転倒防止器具を自己流で取り付けるのではなく、家具メーカーの取扱説明書や住宅の壁材に合った方法を優先します。
角が丸い家具でも、設置場所まで含めて考える
子供用ラックには、角を丸くしたり、エッジをやわらかくしたりした商品があります。
ケラッタの現行絵本・おもちゃラックは角の少ない丸い形、ニトリにも「エッジやわらか」とするキッズ収納シリーズがあります。
消費者庁も、小さな子供が家具の角へ顔や頭をぶつける事故への対策として、新しく家具を購入する際に角の丸い家具を選ぶことを選択肢として挙げています。
ただし、角が丸ければ事故が起きないわけではありません。
走る場所、ソファから降りる場所、ドアの近くなど、子供が勢いよくぶつかりやすい位置を避けて設置することも大切です。
成長後まで使いたいなら「子供用デザイン」より可変性を見る
絵本棚を乳幼児期だけで終わらせたくない場合は、現在のかわいさだけでなく収納方法を変えられるか確認します。
成長すると、収納する物は、
- 薄い絵本
- 大判絵本・図鑑
- 児童書
- 工作用品
- 学用品
- ゲームや趣味用品
へ変わっていきます。
そのため、長く使いたい家庭では、
- 棚板の高さを変えられる
- ボックスを外してオープン棚にできる
- 前面ディスプレイ以外にも本を立てられる
- キャラクター色が強すぎず他用途へ転用しやすい
- 交換用のボックスや棚板が用意されている
といった点を見ると判断しやすくなります。
ケラッタは下段の仕切り位置を収納物に合わせて変えられる構造、IKEAのTROFASTはボックスや棚板の高さを変更できる構造です。
一方、一体型の表紙見せラック部分は、成長後に通常の本棚として使える容量が限られる商品もあります。「何年使える」と年数を固定するより、将来入れたい物へ形を変えられるかで判断しましょう。
結局どれを選ぶ?今後増える物で決める
絵本もおもちゃも同じくらいで、1か所にまとめたい
一体型が候補です。
表紙見せの絵本棚と、下段のおもちゃ収納が両方あり、子供の遊び場の近くへ設置できるものを選びます。
おもちゃの形がバラバラで、収納を変えながら使いたい
棚+ボックスが候補です。
浅い箱・深い箱・棚板を交換できるタイプなら、ブロックから大型玩具まで変化へ対応しやすくなります。
絵本が多い、または今後図鑑・児童書が増えそう
絵本棚とおもちゃ収納の分離も検討します。
表紙見せスペースだけでは足りなくなる可能性があるため、通常の本棚として収納できる量を優先します。
リビングが狭く、家具の出っ張りを減らしたい
一体型か分離型かより、奥行きとボックスを引き出すスペースを優先してください。
横幅が小さくても奥行きのある家具は、通路へ大きく出る場合があります。
購入前に測る7か所
- 設置できる横幅:巾木やコンセントまで含めて測る
- 許容できる奥行き:通路へどこまで出てもよいか確認する
- ボックスを引き出す前方スペース:家具寸法だけでなく使用時の余白を見る
- 最も背の高い絵本・図鑑:下段や背表紙収納へ入るか確認する
- 最も大きいおもちゃ:箱の入口や棚板間へ収まるか確認する
- 子供が戻す位置の高さ:普段使う物に無理なく手が届くか見る
- 固定位置:壁固定が必要な場合に、指定方法で設置できる壁か確認する
商品ページの外寸だけでは分からない場合は、内寸・棚板間・ボックス寸法を販売元へ確認してから購入する方法もあります。
絵本棚とおもちゃ収納でよくある質問
絵本棚とおもちゃ収納は一体型の方が省スペースですか?
必ずしも一体型の方が省スペースとは限りません。
1台にまとめられるメリットはありますが、奥行きが深い一体型もあります。薄い絵本棚と別の低いおもちゃ収納に分けた方が、部屋の形によっては通路を広く取れる場合があります。
表紙が見える絵本棚と普通の本棚はどっちがいいですか?
今よく読む絵本を子供が自分で選ぶなら表紙見せが使いやすく、冊数を多く収納したいなら背表紙を並べる普通の棚が有利です。
両方を組み合わせ、表紙見せは一軍、残りは背表紙収納にする方法もあります。
おもちゃ収納のボックスは深い方がたくさん入って便利ですか?
大型玩具には深いボックスが便利ですが、小さなブロックやままごと用品は底へ埋もれやすくなります。
おもちゃの大きさに合わせ、浅い箱・深い箱・オープン棚を使い分けると探しやすくなります。
高さ70〜90cmくらいの低い棚なら壁固定しなくてもいいですか?
高さだけで固定不要とは判断できません。
家具の形状・重量・収納物・メーカーの指定によって条件が変わります。消費者庁には高さ90cmの棚が子供側へ倒れた事故例があり、家具固定を推奨しています。取扱説明書で固定方法を確認してください。
絵本棚の耐荷重は何kgあればいいですか?
必要な耐荷重は、絵本の冊数・大きさ・どの棚へ置くかで変わります。
「家具全体で○kg」ではなく、表紙見せ部分、可動棚、下段棚など、それぞれの耐荷重を確認し、現在の本をどこへ置くか決めてください。
小学生になっても使える絵本・おもちゃラックはありますか?
棚板やボックスの位置を変えられたり、オープン棚として使えたりする商品は、収納物の変化へ対応しやすいでしょう。
ただし、成長後の用途は家庭によって異なります。今の絵本収納量だけでなく、図鑑・児童書・学用品へ変わったときに使える内寸と耐荷重を確認してください。
まとめ|一体型にするかは「今の量」より「増え方」で決める
絵本棚とおもちゃ収納をまとめたい場合、一体型は便利な選択肢です。特に絵本もおもちゃも同じ場所で使い、上段の表紙見せと下段のボックス収納を子供自身が使う家庭には合わせやすいでしょう。
ただし、絵本だけが増える、玩具サイズが大きく変わる、読む場所と遊ぶ場所が違う場合は、棚+ボックスや分離配置の方が収納を調整しやすいことがあります。
選ぶ順番は「一体型かどうか」より、①絵本とおもちゃの量、②今後増える物、③使う場所、④最大サイズ、⑤奥行き、⑥棚ごとの耐荷重、⑦固定方法の順で確認すると失敗しにくくなります。
子供用の低い棚でも、転倒・ぶつかり・よじ登りへの対策は必要です。メーカーが壁固定を指定している場合はその方法に従い、家具の上へ子供が取りたくなる玩具を置かないようにしましょう。
収納家具の寸法・耐荷重・固定方法・素材・仕様・価格・在庫は商品や販売時期によって変わります。購入前にはメーカー公式の商品ページと取扱説明書を確認し、自宅の設置場所と収納したい絵本・おもちゃを実際に測ってから選んでください。
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