ベビーカーやチャイルドシートを探していると、よく目にする「Aprica(アップリカ)」。海外ブランドのような名前なので、「アップリカはどこの国のメーカー?」「日本製なの?」「外国の会社に買収されたブランドなの?」と気になる方もいるでしょう。
先に結論をまとめると、アップリカは1947年に日本で誕生した、日本発祥のベビー用品ブランドです。
現在は、東京都に本社を置くニューウェルブランズ・ジャパン合同会社が事業を運営しています。一方で、アップリカは米国に本拠を置くニューウェル・ブランズのグループブランドでもあります。
そのため、「ブランドの発祥国」「現在の運営会社」「親会社の国」「商品の製造国」を分けて考えることが大切です。この記事では、アップリカがどこの国のブランドなのかを中心に、歴史や会社情報、日本製との違い、購入前の確認ポイントまで分かりやすく整理します。
アップリカはどこの国?先に結論を整理
| 確認したい項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランドの発祥国 | 日本 |
| 創業 | 1947年 |
| 現在の運営会社 | ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 |
| 現在の本社所在地 | 東京都港区 |
| 所属する企業グループ | 米国系のニューウェル・ブランズ |
| 商品の製造国 | 商品や型式によって異なるため個別確認が必要 |
「アップリカはどこの国のブランドか」と聞かれた場合は、日本のブランドと答えるのが分かりやすいでしょう。
ただし、2008年からはニューウェルラバーメイドグループ、現在のニューウェル・ブランズの一員となっています。ブランドのルーツは日本ですが、現在の企業グループまで含めると、米国系グローバル企業の傘下にあるブランドです。
「日本ブランド・米国系企業・製造国」が混同されやすい
アップリカの国籍が分かりにくく感じられるのは、次の3つが同じものとして扱われやすいためです。
- ブランドが最初に生まれた国
- 現在ブランドを運営している会社や企業グループ
- 実際に商品を製造している国
この3つは必ずしも一致しません。
ブランドの発祥国は日本
アップリカ公式の沿革では、1947年に育児器具製品の開発・販売会社として創業し、1949年には自社開発第1号となるベビーカーを発表したと案内されています。
名前やデザインから海外ブランドのように見えることがありますが、アップリカのものづくりは日本で始まっています。
現在の運営会社も日本法人
アップリカ公式サイトの会社概要に記載されている会社名は、ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社です。本社は東京都港区に置かれています。
以前の会社名はアップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社でしたが、2020年1月1日にニューウェルブランズ・ジャパン合同会社へ変更されました。公式発表では、社名変更に伴うアフターサービスや問い合わせ先の変更はないと案内されていました。
企業グループは米国系
アップリカは2008年にニューウェルラバーメイドグループへ加わり、グローバルな事業基盤を拡大しました。ニューウェルラバーメイドは現在のニューウェル・ブランズです。
ニューウェル・ブランズは、Graco(グレコ)、Coleman(コールマン)、Rubbermaid(ラバーメイド)、Sharpie(シャーピー)など、複数のブランドを展開する米国系の消費財企業です。同社の公式ブランド一覧にもApricaが掲載されています。
したがって、アップリカを表すときは、次の言い方が実態に近くなります。
- ブランドのルーツ:日本
- 日本での運営会社:ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社
- 所属グループ:米国系のニューウェル・ブランズ
アップリカの歴史を簡単に確認
アップリカがどのように現在の体制になったのか、主な出来事を時系列で整理します。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1947年 | 育児器具製品の開発・販売会社として日本で創業 |
| 1949年 | 自社開発第1号のベビーカーを発表 |
| 1997年 | 自社開発のベッド型チャイルドシートを発売 |
| 2001年 | チャイルドシート衝撃試験場を備えた試験研究センターを開設 |
| 2008年 | アップリカ・チルドレンズプロダクツ株式会社を設立し、ニューウェルラバーメイドグループに加わる |
| 2014年 | アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社へ改組 |
| 2020年 | ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社へ社名変更 |
現在は海外企業グループの一員ですが、アップリカというブランド自体は、日本で長くベビー用品を開発してきた歴史を持っています。
アップリカは日本製なの?
アップリカが日本発祥のブランドであることと、販売されている商品がすべて日本製であることは別です。
ブランドの発祥国は日本でも、商品の部品調達、組み立て、縫製、製造を海外で行うケースがあります。アップリカ公式の品番・ロット番号確認資料にも、「MADE IN CHINA」と記載された製品ラベルの例が掲載されています。
ただし、この表示だけでアップリカの全商品が中国製だと判断することはできません。製造国は商品、発売時期、型式によって変わる可能性があるためです。
製造国を確認する方法
製造国を重視して選びたい場合は、次の場所を確認しましょう。
- 商品本体に貼られた品番・ロット番号ラベル
- 外箱やパッケージの原産国表示
- 取扱説明書や保証書
- 販売店の商品説明欄
- メーカーのお客様サポート窓口
通販ページには製造国が掲載されていない場合もあります。気になる商品が決まっているなら、商品名だけでなく品番まで確認し、販売店またはメーカーへ問い合わせると判断しやすくなります。
ブランドの国だけで安全性を判断しないことが大切
ベビーカーやチャイルドシートは赤ちゃんの安全に関わるため、「日本ブランドだから大丈夫」「海外製だから不安」と、国だけで判断するのは適切ではありません。
確認したいのは、商品の種類に応じた安全基準、対象月齢・年齢、身長・体重条件、使用方法、取り付け条件などです。
ベビーカーで確認したいこと
- 使用できる月齢と体重の上限
- A形・B形などの種類
- SGマークなどの安全基準
- シートベルトの装着方法
- 折りたたみ時の指挟み防止
- 段差や傾斜での使用上の注意
- リコールや安全に関するお知らせ
アップリカは対象となるベビーカーについて、日本のSG基準に加え、欧州のEN-1888から試験項目を取り入れた独自の品質基準を設けていると案内しています。段差走行や耐久性などを想定した試験内容も紹介されています。
ただし、安全基準を満たした商品でも、ベルトを装着しない、対象月齢外で使う、荷物を掛けすぎるといった使い方をすれば、転倒や落下につながる可能性があります。購入後も取扱説明書を確認し、正しく使用することが重要です。
チャイルドシートで確認したいこと
- 子供の身長・体重・月齢条件
- R129など適合する安全規則
- ISOFIX固定かシートベルト固定か
- 使用する車への取り付け可否
- 後ろ向き・前向きへ切り替える条件
- サポートレッグなどの設置条件
- 事故歴や使用履歴が分からない中古品ではないか
アップリカ公式サイトでは、取扱説明書のダウンロードやチャイルドシートの取り付け可能車種確認、装着方法を案内する動画などが用意されています。購入前には、商品ページだけでなく車種適合情報も確認しましょう。
アップリカではどのような商品を扱っている?
アップリカはベビーカーだけのブランドではありません。公式サイトでは、次のような育児用品が案内されています。
- ベビーカー
- チャイルドシート・ジュニアシート
- 抱っこひも
- ハイローベッド&チェア
- 紙おむつ処理用品
- ベビーベッド・ベビー布団
- バスチェア
中心となるのは、赤ちゃんとの移動や室内での生活を支える大型の育児用品です。商品ごとに対象月齢、使用期間、サイズ、安全基準、手入れ方法が大きく異なるため、「アップリカ製品だから」という理由だけで選ばず、使用環境に合うかを個別に確認しましょう。
アップリカが向いている家庭を判断するポイント
アップリカが日本発祥かどうかを確認した後は、実際に自分の家庭で使いやすいかを見ていきましょう。
国内向けの説明やサポートを重視したい
公式サイトには、日本語の取扱説明書、よくある質問、安全に関するお知らせ、修理や部品に関する問い合わせ窓口などがあります。操作や取り付けに不安がある場合に、日本語で情報を探しやすい点は判断材料のひとつです。
実店舗で操作してから選びたい
ベビーカーやチャイルドシートは、商品説明だけでは使用感を判断しにくい育児用品です。
ベビーカーなら、次のポイントを店頭で確認すると選びやすくなります。
- 押したときに曲がりやすいか
- 片手で折りたためるか
- 持ち上げられる重さか
- 玄関や車の荷室に収まるか
- 荷物かごへ荷物を入れやすいか
- シートや幌を手入れしやすいか
チャイルドシートでは、本体サイズだけでなく、車内で回転させられるか、隣の座席を圧迫しないか、子供を乗せ降ろししやすいかも確認したいところです。
購入後の保証も確認したい
アップリカでは、対象となるベビーカーについて、購入後に登録する3年保証サービスを案内しています。ただし、すべての商品に同じ保証が付くとは限りません。対象商品、登録期限、保証範囲、購入証明の保管方法を購入前に確認してください。
アップリカを買う前のチェックリスト
国やブランドイメージだけで決めず、次の項目を確認すると購入後のミスマッチを減らしやすくなります。
- 子供の月齢・身長・体重が使用条件に合っているか
- 使用開始時期と使用できる期間を確認したか
- 自宅、玄関、車、収納場所に収まるか
- 保護者が無理なく持ち運べる重さか
- 車種や座席へ正しく取り付けられるか
- カバーやシートの洗濯方法を確認したか
- 安全基準や注意表示を確認したか
- 品番と製造国を確認したか
- 保証内容と登録手続きを確認したか
- 返品・交換条件を確認したか
- 公式サイトに安全上のお知らせが出ていないか
特にベビーカーとチャイルドシートは、商品名が似ていても発売年や型式によって仕様が異なる場合があります。通販で購入するときは、商品名だけでなく、品番、発売時期、付属品まで確認しましょう。
アップリカについてよくある質問
アップリカは日本のメーカーですか?
アップリカは1947年に日本で誕生したベビー用品ブランドです。現在は東京都に本社を置くニューウェルブランズ・ジャパン合同会社が事業を運営しています。
アップリカはアメリカのブランドですか?
ブランドの発祥は日本です。ただし、現在は米国系企業であるニューウェル・ブランズのグループブランドとなっています。そのため、「日本発祥で、現在は米国系グループに属するブランド」と整理すると分かりやすいでしょう。
アップリカの商品はすべて日本製ですか?
すべてが日本製とは限りません。公式資料には中国製と表示されたラベル例もありますが、製造国は商品や型式によって異なる可能性があります。商品本体、外箱、販売ページ、取扱説明書などで個別に確認してください。
アップリカとグレコは同じブランドですか?
同じブランドではありません。アップリカとグレコはそれぞれ別のブランドですが、日本ではいずれもニューウェルブランズ・ジャパンが取り扱うブランドとして展開されています。アップリカ公式の沿革では、2008年からGRACOブランドの製品展開を開始したと記載されています。
アップリカならどの商品を選んでも対象年齢は同じですか?
同じではありません。ベビーカー、抱っこひも、チャイルドシート、ベビーベッドなど、商品によって使用できる月齢、身長、体重、使用期間が異なります。
同じカテゴリの商品でも型式によって条件が変わるため、子供の月齢だけで判断せず、メーカー公式の商品ページや商品表示を確認してください。
中古のアップリカ製品を使っても大丈夫ですか?
中古品は、使用年数、保管状態、欠品、事故歴、強い衝撃を受けた履歴などを確認する必要があります。特にチャイルドシートは、過去の使用履歴や事故歴が分からない製品を避けたほうがよい場合があります。
製造終了後は交換部品が手に入らない可能性もあるため、品番を確認し、現在も説明書や部品対応があるかをメーカーへ確認しましょう。アップリカの取扱説明書でも、使用状態や事故歴が不明な中古チャイルドシートを使用しないよう注意が案内されています。
まとめ|アップリカは日本で生まれたベビー用品ブランド
アップリカは、1947年に日本で誕生したベビー用品ブランドです。現在の運営会社はニューウェルブランズ・ジャパン合同会社で、米国系のニューウェル・ブランズグループに属しています。
「どこの国のブランドか」という質問への答えは日本ですが、親会社の国や個別商品の製造国まで同じとは限りません。
製造国を重視する場合は、商品本体のラベルや外箱、取扱説明書で確認しましょう。また、ベビーカーやチャイルドシートは、ブランドの国籍よりも、対象月齢・身長・体重、安全基準、車種適合、正しい使用方法を確認することが重要です。
商品の仕様、対象年齢、製造国、保証内容、価格、在庫、取扱店舗は、型式や販売時期によって変わる場合があります。購入前にアップリカ公式サイト、取扱説明書、商品表示、販売ページの最新情報を確認してください。安全面に不安がある場合は無理に使用せず、メーカーのお客様サポートや購入店へ相談しましょう。
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